ふと気付けばスピラに立っていた

Steamのサマーセールかあ……とストアを覗いてはレビューを参照していたんですが、なんやかやでライブラリに積んでしまっているゲームがいくつかあるなと思いポチる手が止まりました。
――と思っていたらFFシリーズがセールになっていて旧作が半額近くて……気付けばFFⅩのリマスターがライブラリにINしていました。

ここまでセールでよくあるアレです。

スト6もこのところはちょこっとバトルハブに寄ってみたりアーケードモードでイラスト集めてみたりくらいですが、FFⅩを始めたら時間がそちらに吸われること吸われること!

FFⅩが出た当時はハードを持っていなくて買うタイミングを逃したなーと思っていたんですが、PS2を買った後も結局買わずじまいだったんですよね。こうしてPCで昔のゲームを遊べるようになって、当時チラチラしていた興味が息を吹き返したりするんですよね。Steamばんざい。

ぼちぼち進めていますが、昔から何となくストーリーの噂を聞いたりしていたものの固有名詞の関係を分からずにいるので虫食い状態の知識が「あ、実際はこうだったんだ!」となるのもまた面白いものです(ルールーのイントネーションが想像と違っていたのが今の所一番のビックリポイント、20年近く「スーパー」と同じだとばかり……)
FFⅦはPS版でやっていて、あとはⅨもやりましたがメンタル壊してた時期なのもあって全然ストーリーを覚えてないんですよね。ただFFⅦもですが、Ⅹはちょっとした会話シーンでもキャラ同士が動いたりするので2D時代の作品と比べるとテンポが……と思わないでもないです。戦闘も召喚エフェクトがかっこいいですが毎回これかーとなったり(Ⅶのナイツオブラウンドに比べればテキパキしているが)攻撃モーションが丁寧なぶん「もっとサクサク戦闘したい!」みたいな慣れなさもあります。まあ慣れなさで言ったらブリッツボールが一番しんどかったですしオーバードライブでキャラごとに操作が違うのもちょっと面倒ではあります。RPGをやる時はゆるーっとした状態で姿勢も崩したりしているので戦闘中に特殊なコマンド入力を求められると「!?」となってミスることミスること、もともと乏しい反射神経とかをRPGで求められても困る!! 見てくださいよこのティーダのカスダメ! どのキャラもオーバードライブがカスダメになってしまうこの身が呪わしいですが、3Dになってミニゲームとかちょっとした変わり種の入力やQTEを取り込むのがFFくんの苦手なところだな……と2025年にもなって思いました。つくづく人間性能が低いプレイヤーだとスト6に続いて軽めの自己嫌悪に襲われつつ、ストーリーはジョゼ寺院に向かうところです。

FFⅩって設定が既に悲しげと言うか、鬱々とした世界の中でみんな頑張って生きてるんだな……とティーダとユウナが会話するたびにお節介おばさんのようにニコニコ見守っています。ワッカの面倒見の良さと頑ななところとか、ルールーは余裕たっぷりのセクシーお姉さんとばかり思ってたら最初のころ意外にカリカリした面を見せてたり、名前と見た目を知っている程度のキャラクターが実際に動いてしゃべっていると感慨深いものがあります。
Steamのリマスター版特有のバグでムービーが緑色に塗りつぶされたりしましたが、有志のパッチを当てたら今の所は無事に進行しています。暗い印象の道行きですが最後まで見届けたいものです。