普通にやるという難しさ

なんでホラーゲームばっかりやってるんだろうなと自分でもつくづく謎なんですが、アクション性が高いゲームはどうにも駄目で、じゃあ昔は好きだったRPGやSLGはどうなのかと言うと話を憶えていられなかったり作中の価値観と自分の価値観が噛み合わないとしんどかったり、見ておかないといけないデータがあちこちありすぎて脳の負担がすごい気がしたり、まあ要するに全体的にポンコツ化してるんですかね。

2023年にSteamで触ったゲームだとリトルナイトメアはアクションですが1も2もめちゃくちゃ楽しく遊べました(病院のマネキンは滅ぶべき)Ibもようやく自分で触れて実際に面白いものだなあと思えたのが収穫でした(当時はネットで見かける盛り上がりに尻込みしてました。これに限らず大勢のファンが盛り上がっている喧噪そのものが苦手というか……)あとはVtuberの配信きっかけ(あとUnity絡みのあれこれ)でCult of the Lambに触れてみたり、こうして見ると昔苦手としていたホラーやアクション系統が多いですね。リトナイは今年発売予定の3も楽しみです。

ホラーだと大変気になっていたウツロマユは追い回されながら探索と謎解きするタイプだったのでチクショーとなりました。あの昭和の田舎の風景や家の表現が子供のころ遊びにいった祖父母の家を思い出させてギュンギュンくるんですが仕方ない、体験版で深山家(昼)だけねっとり散歩して終わりです。あちこちうろうろしたいのに壁の質感まで緻密なグラフィックを堪能したいのにチェイスが基本とか意地悪だなあ。多分難易度EASYで回復アイテムをどばどば使えばゴリ押しできる気がしますが、ああいうのは実際求められる操作の複雑さ以上に、いつアレが出てくるか分からない・アレに捕捉されたら追い回されるという「失敗」がそこかしこで口を開けて待ってるという心理的なストレスが難易度として非常に大きいのですね。それがスリルとしてポジティブに働く人もいれば私のように極端なネガティブ要素になる人もいるわけで。別にアレに見つかっても走り回ってから隠れて振り切るなりむしろチェックポイントからロードとかやりようがあるのになんでこうもストレスなんでしょうね。不思議。

一時期しょっちゅう疲れる夢を見ていたんですが、その時何が原因でストレスを抱えているかによって夢の傾向がはっきり分かれていて、人に追われるのは人間関係でしんどい時の夢でした。エスカレートすると殺されたり殺し合いをしたりするんですよ。一度追いかけられた挙句でかいトラックに撥ねられるというコンボを決めましたがずいぶん大味になったなと妙な感慨がありました。子供のころは鬼ごっこやかくれんぼも怖かったので私にとって人に追いかけられるというのが恐怖として魂に刻み込まれているのかも知れません、なので「チェイスは難しくないので普通にやれば4時間程度でクリアできます」「ホラー苦手な人にもおすすめです」的なレビューを見るとキエエエとなるわけですね(頭の中で罵詈雑言になるので割愛)