わかるかそんなん!!
パラノマサイト無事トロコンまで行きました。正直何も見ずに行けたのはエンディング1と4と5までで、人魚の肉が必須になる真エンドルートの6や半ば隠しのような2と3は……こんなんノーヒントは無理じゃないです……?
お遊びの実績はSteamの実績一覧で見れてしまうのでその通りに埋めました。
メインのストーリーとしては亀島の中で起きる8月7日の出来事を中心とした物語で、それにまつわる歴史や言い伝えの類の情報を埋めていくのに追想が結命子ルートやアヴィルートでもりもり入る感じでしたね。青春伝奇な亀島組パートも好きですし、情報を集めていくおかみさんやアヴィのパートも「うわあこの情報あっちに伝えたい!」「これそういうことだったのか!」の面白さがあってどちらも楽しめました。前作同様後半の怒涛の展開や悲劇を回避するべくみんなで奔走する勢いは興奮しますね! ここで流れるBGMもギターバリバリのカッコイイ曲なのがテンションを上げてきます。
真エンドに近づいていく中で勇佐や里のルートに追想が差し込まれて、青春~! となったりこちらも全力で応援したくなったり、人魚や呪詛以外の部分でも一気に燃料が来て燃えますね。
メタ要素をふんだんに盛り込んだ謎解きは今作も健在と言うかパワーアップしていて、いや確かに前作でも思い出に残すって言ってセーブデータ作ったりもしたけども……! とは言えこれは……! と人魚絡みは悶絶しました。いや無理だよこれは。
クイズに答える形式も、答えが合っていたものの後に続くテキストで「あっ答えは合ってたけど私が想定してたのと結構違ったな……」となったり、そもそもこまめに差し込まれる感じなので小テストを受けている気分でもありました。人名を入力するやつは漢字で入力したら確定したつもりがしてなくて途中で切れていたりフルネームなのか名前だけで良いのか悩んだあげく「苗字と名前の間にスペース入れるべきか」まで考えだす始末だったので、ひらがなで回答するのが無難なのかなと思いました。
どのキャラにも思い入れが生まれるのと、特にある程度の立場があったり年を重ねた人物は利害関係によっては愉快にも冷たくも見えて「この人は優しい人です」みたいな一面的でない描き方を感じて面白さがありました。
エンディングで言うと、やっぱりトゥルーエンドが一番万事めでたしで良いんですが、あれはエンディングそのものよりそこに至る過程が激アツだったなと……「どいて」からの「夜去」とか、青春ものの甘酸っぱさに伝奇ものの運命を打開しようとする頑張りが合わさって吸い込まれる展開でした。ちょっとしたフレーズのリフレインもいいんですよね、二柱の神様を後ろから脅かすのは駄目とか。ただエンディング前のギミックが自分には難しすぎてキエエエとなった印象が強く残ってしまったので、それまでのストーリーとエンディングの感動の間にブレーキがかかった心地ではありました。
前作のメタ要素を盛り込んだ仕掛けを想定して身構えていてもなお想定を上回る複雑さ、今後シリーズが続いていったらどんなことになってしまうのか。

これ言われるまでごく自然に受け入れてたけど8月なんですよね。

置いてけ堀ちゃん! 置いてけ堀ちゃんにギャラが発生してる!

きみ若いのにすごいな……めちゃくちゃ便利に頼ってるけど改めてすごいな……。


おかみさんがいる時は口を挟まず控えてるけど表情が雄弁なんだよな……。どうにも霧生くんは見ていて楽しすぎる。おかみさんがカラフル割烹着の主婦キャラで早く仕事を片付けて帰りたがっていたのも背景が明らかになったら納得ですし何より視界効果が物探しに便利すぎる。

思い出すもなにも! 思い出すもなにも!
いや説明を聞けば理屈は分かるんですけどね! もうゲーム起動した瞬間から身構えてないと駄目か!
あとアヴィルートでデッドエンドになった時だけ出てくるゲームオーバー表示が急にサバイバルホラーみたいになって笑いました。

この手のはバイオハザードで何度見たことか。
アヴィのグッドエンドは「盛者必衰を800年かけて否定した」というのもハチャメチャやってる彼らしいのと平家物語オマージュが好きです。
生駒桔平の会社名「シャラジュ・プランニング」も沙羅双樹のもじりですかね。思えば彼も出てきた瞬間に「うわっ胡散臭い!」「と言うかその名前!」となりつつ、終盤で本性むき出して来たときの高圧的なDV野郎感と一方的に愛が重いヤンデレ野郎感の盛り合わせぶりにはある種の感動をおぼえました。800年前の正体はすぐに察しましたけど400年前の方は全然頭になかったと言うか人魚の伝説の中にそういう出来事もあったよくらいに捉えていたので「えっそうなの?!」となり、「そうだったとしてわりとどうでもよくないか?!」と……名前を言い当てる時に入力ミスったせいですごい上から目線で駄目出しされたので八つ当たりもあります。
今作もばっちりしっかり楽しめまして、ストーリーを読み返したいなあ……となってから時系列順も解放順も分からなくなりがちで振り返りにくいのが難点だなと思いました。
霧生くん周りのスクショを撮りがちですが、ゲームを始めてからアザミの頼もしさや面倒見の良さや友達思いなところはすぐに好きになりましたし、つかさや里と勇佐でわちゃわちゃやってるのはずっと見ていたくなりますね。
音楽やビジュアルの良さにキャラクターの生き生きしたやりとりは前作から変わらない良さでしたが、特にトゥルーエンドに向けたストーリーの盛り上がりが明るくキラキラした青春群像ものとして爽やかな読後感でした。