私は巨人を駆逐したい

進撃の巨人2。最初は奇襲が分からんとなってましたが気づけば移動手段に使うレベルで奇襲奇襲アンド奇襲で多用するようになりました。たまに障害物にぶつかって弾かれたり、遮蔽物や隆起があったり巨人が密集してる時はやりにくいんですが、ほいほい使えるようになると楽しいもんですね。
とは言え巨人の捕獲もしていきたいので、マップでこまめに「こいつは図鑑に登録済……よし奇襲で狩ろう」とか「おっこいつはまだだ、じゃあ膝を落としていこう」なんてチェックをしながらビュンビュン飛んでいきます。立体機動のアクション本当に面白いですね、最初はLSで方向入れるタイミングが下手で地面に擦るような場面も多かったですが(紅葉おろしになってそうだ)ブランコみたいにぐい~んと言ったらアンカーを離して空中ダッシュしたりして、装備の改造をしてきたのもあって速さもだいぶ向上しました。

夢中になってストーリーやフリー調査任務を遊んでいて、一旦は難易度カジュアルでストーリーモードをクリアしまして、今は2周目で戦死者を救出してまわっています。
これ、ゲームならではの介入ができるのいいですね……日常パートでの会話や友好度イベントのみにとどめてストーリーには関わらないというのがいい塩梅と言うか、一緒に戦いたくありますが生きていてくれるだけで嬉しいものです。
1周目なんかマップ内の交流できる人物一覧の名前がどんどん減っていくのが怖かったですもん。
リヴァイ兵長に日頃の感謝をこめて何か贈りたいなー何にしよっかーなんてワイワイしていたリヴァイ班があっさり女型の巨人に潰されたり、戦い続ける限り負けではないと強く言っていたミケさんが悲鳴をあげながら食われたり、丸腰の104期生を庇って戦い続けてウトガルド城で散るナナバとゲルガーとか、因縁の女巨人に今度こそ立ち向かった結果食われてしまうハンネスさんとか……私はアニメはほとんど見ていなくて原作の漫画をアプリで通し読みしたくらいでしたが、それでも同期の新兵や歴戦の先輩方が死んでいくシーンは衝撃的で怖さや悲しさを刻まれたものでした。こうしてゲームで主人公を操作していると、より調査兵団の一員という感情移入が強くなるからか知っているはずのシーンでも新鮮かつ鮮明に悲しかったり辛かったり、何度でも「いやだー!」となれるんですよね。ちょっと「駆逐してやる」の気分になります。

ここなんか原作読んだ時は「巨人がしゃべった?! こんな流暢に?!」という衝撃があって好きなんですが、この後の出来事を知っていると「やめて……やめて……」となりますね。この後獣の巨人と戦う場面が来るたびにいつもより武器を握る手に力が籠った気がします。
ジーク好きなんですけどね、アニも好きなんですけどね、先輩方が死ぬシーンになるとちょっと敵視しちゃう気持ちが湧きました。

ウトガルド城でのユミルとクリスタのシーンもすごく好きだし、例の「俺は鎧の巨人でこいつは超大型巨人ってやつだ」もここでぬるっと普段の会話みたいに言わせるのがすごい発想だと毎回感心するし、ハンネスさんが目の前で死んで無知性巨人が迫る中で「マフラーを巻いてくれてありがとう」とエレンに告げるミカサは美しいし、イベントシーンも毎回のめりこんで見ていました。

戦闘は敵が巨人しかいないのでだんだん単調さを感じる部分もありましたが(この後キャラクターエピソードモードで慣れない対人立体機動にモタつくあまり「単調でもいいから早く巨人を狩りてえ! 隠密行動じゃなくてバシューッと行ってズバーッと!」となる)ストーリーモードすごく良かったです。
最後の戦いは3つの兵団が力を合わせて壁を死守する空気感がヒリつきましたし、ネームド巨人が攻めてくるのも「いつもの巨人をサクサク狩るやつ」とは全然違う緊張感が伝わってきました。
主人公の結末もすごくこう……エンディングとしてビターな後味なんですが、「彼」の選択についていろいろ考えてしまうんですよね。ずっと復讐したかった親の仇にとどめを刺すより、仲間のために殿を務めることを選んだのはやっぱり訓練兵になって調査兵団に入ってずっと同期や先輩や上官と交流し一緒に戦ってきたからこその変化だろうかとか。

手帳にもたくさん記録が増えて、ストーリーが進むにつれて開くたびに表紙がボロボロになっているのに驚いていたんですが、これをエレンのかたわらに置いて託したんですね。「何をするつもりなの」とミカサに問われている時、主人公はどんな顔をしていたんだろう。張りつめていたのか、不思議と安らいでいたのか。

壁内に向けて馬を走らせる同期の皆が主人公が飛び込んでいった後方の巨人の群れをずっと見つめているのがすごく胸に来たんですよね。主人公の最後の戦いぶりを、選択の結果の死にざまを記憶に刻んでくれようとしているみたいで。
「最後まで強くあろうとした」のナレーションと同時にこちらを見下ろして手を伸ばしてくる無知性巨人の構図はちょっとミケさんの最期を思い出しました。

この戦いのシーンは雲が金色に染まる夕暮れ時っぽくて、この後のそれぞれの様子は青く染まる夜の屋内で、このゲームは雲のたなびく青空だったり星明かりの夜空だったりイベントシーンのふとした瞬間に空の様子に目を奪われることが多かったです。高い壁に囲まれた街中の雑多で平穏な様子や巨人が闊歩する広い草原から晴れた空だったり、脆くちっぽけで大切な時間があっさりと踏みにじられ血で染まる地上との対比でしょうかね。

ハンジさんとは巨人の研究や捕獲に付き合わされて(捕獲は私もノリノリになった)最初に戦った時から何かと目をかけてくれて交流が多かったので、未帰還の主人公を捜索するべきだとエルヴィン団長に訴えていたんでしょうか、無言のシーンですが表情や身振りが雄弁で、ひとり紅茶を飲むリヴァイ兵長もですが「惜しんでもらえただろうか、悼んでもらえただろうか、また背負うものをひとつ増やしてしまっただろうか」と申し訳なさと同時に満たされた気持ちもあるんですよね。
推しを生かして傷痕になって死にたいみたいな、夢小説でもここまでやりきったらすごいもんですよ。

これは主人公の墓標なのか、主人公という名もなき英雄がいたという表現なのか、どちらとも取れますね。この後伸ばされた手は誰のものなんでしょう。

面白かったー! と、ファイナルバトル部分にほとんど触ってなくても大満足なんですが、ストーリーモードだけでも戦死した人たちを救出して全員と友好度マックスにしたいし、全てのステージでSS評価を目指したいし、武器ももっと開発したいですね。
1周目は中盤以降は虎徹シリーズを使って途中レイピア系セットに変えてみたりしつつ、最終的には青竜で終えたんですが、せっかく進撃の巨人なのでドイツ語系の武器も使ってみたいなと思ったり(クロノカッターやはたきは開発したものの1回使ったくらいだった)
2周目では店売りを見て烈破槍刃の火力にときめいてからこのシリーズにしています。腰の鞘がいかつい! レイピア装備の鞘もかさばっていましたが翼状の形はいいなと思ったんですよね。烈破のほうはもう「巨人をぶん殴ると爆発する棒」って感じでひたすらごつい、そこが好き。

ストーリー以外のモードもやってプレイアブルキャラを増やしたいので、ひとまずはストーリーモードエンディング後のキャラクターエピソードモードを始めました。実は1話は少し前に試しに触ったんですが、順番を守ってストーリーを先にやった方がいいなと、原作知ってるからネタバレもないし主人公がこの後の物語に干渉はしないと分かっていてもつい「ネタバレ回避」的に順番を決めたのでした。

調査兵団編の最初はアルミン操作でいつもの巨人戦でしたが、次が……。リヴァイ操作はいいんですよ、いきなり対人装備を持たすなと言いたい。なん……なんだこの、移動のピンと来ないかんじ! 的がすげえ動く! 巨人が恋しい!

憲兵にめっちゃ見つかって最終的に全員倒せばよかろうもんとなった結果。人類最強はD判定なんて出さない……グギギ……!
原作の強キャラ操作するとこういう解釈違いを起こすのでオリキャラ助かるなと改めて思いました。例えば昔触っていた三國無双のころは気にしていなかったんですが、PSPでディシディアファイナルファンタジーを触った時にこれをすごく意識しちゃったんですよね。主人公サイドのキャラなら原作ゲームでポンコツプレイから全滅とかしていたので気にならないものを、なまじ悪役やラスボスが好きになりがちなせいで「ラスボス級キャラがこんなヘナチョコな訳ないだろ! 推しの顔に泥を塗る気か!」みたいな自責に駆られたものです。

昔よりは落ち着いたものの、やっぱり設定上最強だし作中の活躍もすごいキャラでヘナチョコは晒したくないなあ……でもザックレー総統とかで立体機動してみたいしプレイアブルキャラ増やしたいから頑張ります。