この道を行けばどうなるものか

生きるために暴れたいって言ったところでチェイスかよ!(サイレントヒルf)

最序盤のチェイスで何度も赤いニョロニョロ生やして死にましたが、ここでも2回死にましたよ私は。スイスイ行けたと思ったら最後の扉のところで脇に逸れた行き止まりに突っ込んでしまって追いつかれ死、同じルートを行ったつもりが突然飛び出してきた敵の攻撃を受けたり足元の赤いゾーンに捕まったりして追いつかれ死でした。注意力が足りないんですかね。

杉郷は山の中を歩いていく感じのステージでしたが、修の家は結構離れていると言うか……だいぶ山だな? マネキンのような敵の残骸じみたものがあちこちに転がってたり、修のような語り口の置手紙は「彼女たちの仲間入り」と何か物騒なことをほのめかしていたり、なんかこう怪しいと言うかもうここまで来ると怪しくないものが何もないんですが、思えば敵は女性体形のマネキンと男女問わず生理的嫌悪感をもよおす肉っぽさに大別される気がします。まあクリーチャーのデザインで言えば無機質か肉かってなるでしょうしあまり関係ないのかな……?

お前の苦労をずっと見ていたぞ。
聖域ってなんだ……修の家の近くで、修はこのあたりで植物採取して研究? していたんでしょうか。彼女たちが何を意味するのか、咲子と凛子ではなさそうだしやっぱりあちこちに転がるマネキンクリーチャーですかね。

とか言ってたら次の裏世界はそれどころじゃなくなりました。

苦痛と言うかグロ儀式じゃないですかー!! こわー!! 1つ終えるごとに労いの言葉をかけてくれたり手を握ってくれるのが立ち会い出産に見えてきました。この時代に立ち会ってくれるのはすごいですね

腕を自ら切り落として狐の腕に換装し(換装としか言えないよもう)、限定ジャンケンの別室送りもびっくりのでかい焼き鏝を背中に押し付けられ、顔は半分皮を剥がされて狐面をオン。
でもまあ儀式の内容は言わずもがなで雛子が黙々と進んでやっているのもグロテスクではありますが、ノコギリみたいな刀を左手で握って己の右肩から切り落とすとか小刀で顔をくり貫かれて剥がされるとかは流石にどう頑張ってもできないだろうという印象が先立つので怖い・気持ち悪い感はそこまで起こりませんでした。ムービーも雛子の緊張感や痛みや異常さを刃が入る瞬間を握られる拳や滴る血などで表現しつつクリティカルなグロ映像はカメラのアングルや切り替えでぎりぎり隠しつつ見せてましたね。

おいおいおいおいおいおいもう完全に「やる」やつじゃん……口に噛ませるのがそれっぽすぎるよ……。この時点ではまさか自分で切り落とせって話だとは思いませんでしたが。

リンダキューブみたい!!

まず麻酔を施してくれよ!!(たぶんみんな言ってる)
もういちいちメロいのメロくないの言うだけ野暮なポジションだとは思うけども……! 出血性ショックとかなくて良かったね!
やってることが常軌を逸してるのに「私やれます頑張れますやらせてください」になってる雛子も、それを見守って「よく頑張ったね立派だよそれでこそ私の雛子」になってる狐面の男もあまりに当然のごとく淡々としているのでその異常さはゾクゾクきますね。表も裏も八方塞がりですよ。

こんなの「う~わ……」ってなるしかないじゃないですか……あと思った以上にでかい……。

何があれって、このゲームのカメラって背後からなので痛々しい痕を見ながらプレイしないといけないところが……でも私の好きだったトラップアクションゲーム「影牢」のミレニアも背中がっつり開いた服で紋章を見せるスタイルだったのがすごくかっこよくて好きだったので、これはこれで見慣れるかも知れません。しかしセーラー服の焼け落ちた跡が本当に痛々しい、お狐様にとっては花嫁の服など些末事なのでしょうかね。現世のものだしどうせ着替えさせるのか。

この配置でひとつだけ何も入ってなかったら、ああお面と同じ部分を切り取ってここに収めるんだなってなりますよね! 範囲選択カットアンドペースト!
切っ先が雛子の顔に接近する構図はゾクゾクと怖かったですが、そんな綺麗に取れる!? とツッコミが先立って幸か不幸かグロさを軽減してくれた気がします。皮を切り取った顔にあてがった狐面、干からびてひび割れていた表面が血を吸ったからかツルツルになっていく様子が顔と一体化した感を強調していてジョジョ一部の石仮面的良かったです。いや良くない。

地図に描きこまれていく挿絵、お狐様たちにハートマークをつけているのが「お前まじか」感ありますね。本当にこれを良いものとして進んで受けているのと、狐の眷属に好意しかないというのがかわいらしいデコりで伝わるという。雛子も少女漫画とか読むことあったのかな、雑誌の貸し借りはしてたんでしたっけ。

しかしこの後、もう深水家の後の宝物殿もクリアしているんですが、嫁入りの儀式が思ったより長いと言うか工程が多いですね。狐フル装備雛子と狐面の男が手をとりあって歩いていって……で斎主の前に並んで頭を垂れて大幣を振ってもらって、気づけば赤々と燃える鉄鎖になっていて斎主って言うか凛子じゃないか! とボス戦になったりしましたが(狐の眷属が居並ぶ廊下を進んだ先だったのに凛子はどうやって入り込んでいたのだろうか)この後も捧げものを祭壇に備えたり、痛み止めや気付けのたぐいのようでいてどうも三三九度に見える杯を交わしたり、白無垢の姿になるまでは俗世の穢れを祓う段階だったんですかね。

友達とのガチ喧嘩、殴り合いながら心のまま言葉もぶつけ合っていろんな意味でアツいですね。
戦闘後に錯乱した(洗脳が弱まった?)雛子が自分が何者か分からなくなっていましたが、「深水雛子」が生まれてからここまでの姿、プレイヤーキャラの彼女が自認する自己で、「雛子」だけだと後から芽生えた女としての雛子なのかなという解釈です。深水家を出て嫁ぐという意味もあるでしょうし。

表世界に戻ってきましたが何故か修の家にお姉ちゃんが。お姉ちゃんじゃないみたいと言われたらそうだねと思うしかないんですが、裏世界での嫁入りを知っていたり参列していそうな雰囲気ながら潤子のお面は狐のみなさんとは違う形なんですよね。嘴のように尖っていて、何なんだろうな、彼女はどこに嫁いだのだろう……絹田だからタヌキか? なんて安直に思ってたんですが、お狐様のほうは常喜(つねき)家と言うそうなのでタヌキでいいような気がしてきました。
あと潤子の着物は黒の留袖ですかね、一連のシーンで五つ紋のガチ礼装だと推測できるんですがちょっと襟を抜きすぎな気がしないでもない……こんなものなのかな。

……ギリギリありなのか? 礼装の時はあまり襟を抜かないと昔教わったんですが、検索してみると結構まちまちっぽいんですよね。個人的にはもう少し控えめが好みですが、着物難しい。

てっきり岩井家を探索すると思っていたんですが、特に何もなく自分の家に引き返すことに。
ところで武器もいろいろ出てきましたが、最初に握った鉄パイプの頼もしさが刷り込まれているのか私は鉄パイプやバールが扱いやすく感じています。バットもいいんですが、耐久が落ちてくると折れてモーション変わるのがいいのか悪いのか。鎌や包丁は攻撃が速く威力もある感じなのがいいですがやたら脆いのがちょっと困りどころ。ハンマーや斧は私が個人的に重量級の武器やキャラは使いにくいと思っているので敬遠していたんですが、気づけば斧で強攻撃を叩き込むようになっていました。振り上げたまま敵が少し近づいたきた所に振り下ろす感じでやっています。斧・鉄パイプかバール・包丁を何となく持ちがち。

こいつの掴み攻撃が本当にいやだ。雑魚敵の中でも変にしぶといですよね。

深水家まで変わり果てた町を駆け抜けましたが、途中の公園で過去回想ムービーが発生して少し雛子と狐面の男のことが分かりました。命を救われたって言ってましたもんね。……これ救われたのって狐もだったりしますかね? 狐面の男の家が大きな商家のようだったので、そういう家ってお稲荷さんを家に祀ってたりしますし。お稲荷さんの使いで狐が迷いこんでいたりとか……狐面の男が少年の方なのか狐の方なのか怪しい、と少し思ったんですよね。

やっぱり命を助けられたと言っていたのは少年の方なのかな。
公園で助けられた後も幼いころの2人に交流はあったんでしょうか。「遊ぶ友達は選びなさい」とおそらく彼に向けた母親の手紙もあったので、いくらか遊ぶ機会があったらいいなと思いました。既に遊び友達になっていたので母が難色を示して手紙で諭したとも取れますしね。修が幼馴染として頭痛に悩む雛子を支えていたなら、こちらはこちらで幼いころの思い出を共有していると釣り合いが取れると言うか、ねえ(ルート分岐感)
何よりいかにも育ちのよい幼い少年が孤独であるよりは、少しでも友達と遊んだ記憶を持っていてくれたら私は嬉しい。

言われるがまま自宅に戻ったんですが、目標としてはまだ「修と凛子を探す」なんですね!?(素でびっくりした)
このあたりで手帳の人物欄で雛子の姿もがっつり絵が変わっているのを確認して、進行度に応じてビジュアルも更新されるのがドキッとしました。友人たちは裏世界で別れを告げた時の姿でしたし姉も変わっていましたし、これは両親も今後何か変わるんだろうか。

自宅では回想ムービーで荒れる父と庇う母と反発する雛子などが見れましたが、ゲームを遊んでいるだけの私も思わずヒッとなってしまいました。誰かが怒気を発していたり声を荒げている空間ってストレスですよね……言い返す雛子強いな。ただ言い返すことでますます相手は引っ込みつかなくなってヒートアップするよなあ、と波風立てたくない私は思ってしまうのでした。

足踏み式ミシンだ!! 祖母の家にありましたよこれ! 祖母がこの足元の板を前に後ろに踏みながら縫い物をするのを見た記憶があります、ミシン一式が机に固定されていてミシンの周りだけぐるんと下にひっくり返せて平らな机になるんですよね。60年代が舞台とのことで、流石にウツロマユのように「これ祖父母の家で見おぼえある!」となるのは少ないですが、たまに小物なんかで古い記憶に刺さるアイテムが出ますね。いいなあ。

自分の部屋の中にたたずむもう1人の雛子? に会いました。
袖が裂けているのがここまで操作してきた深水雛子、制服が綺麗なままなのが心の中のもう1人の「雛子」でしょうか。

この「私たち」が何を意味するのか、「雛子」側の存在が他にもいるのかと思っていたんですが、これは深水雛子と雛子、私と私が合わさった「私たち」かと解釈しました。詰め寄る「雛子」のほうは修のことを「私を女として見てもくれない」と言っているので、「雛子」は思春期を経て深水雛子の中に芽生えだし蓋をされてきた女としての自我や願望なのかなと。女として扱われたり変な目を向けられたり男と女というだけで一緒に遊べなかったり色恋の気配を足されたり、とにかくそうしたものが嫌でたまらない深水雛子が避け続けてきたものに向き合えと言いたいのかな?
あなたは見ない振りをしているけれど、女の子としての思考はあなたの中にも確実に存在しているし見ない振りをしないで、私を見て私の声を聞いて……みたいな。そんな雰囲気の解釈で違和感はないんですが、気になるのが「あんたをすぐに殺すこともできたんだよ!?」「でもしなかった!」「深水雛子と本気で話がしたかったから!」のくだりです。すぐに殺すこともできた、となると物理的に干渉できる状態でいたんでしょうか。私がわからないだけで既に出てきていた? 殺し合わなくちゃならないのは何故?
深水雛子と「雛子」はどちらかしか残れないんでしょうか。そうなると、「雛子」は内なる女性的な概念と言うよりは二者択一の婚姻や恋愛、誰を選ぶかみたいな選択肢を示しているのかも……? と言うかもうお狐様のお嫁になるんだよって話ですし、そのために裏世界の雛子は友人たちを切り捨てていったし、事ここに及んでは裏世界の夢うつつではなく深水雛子がはっきり意思をもってこれまでのあれこれを捨てて嫁がねばならない、それができないのなら「雛子」は深水雛子すら嫁ぐのに不要な穢れとして殺し捨てていく……という話でしょうか。
ここのボス戦前のムービーは結婚式の余興のような、宴会かつ雛子が主役のような雰囲気だったのでハレの日なんだろうなと想像できますね。料理屋をやりたかったけど上手く行かなかった父親が包丁を振るって皆が囃し立てていたので、雛子が嫁ぐことで借金もどうにかなったし何なら料理人として真っ当に歩んで酒乱でもない父親ルートなんでしょうか。
父親に包丁投げられた時はビビりましたがその後の母親の方が包丁めちゃくちゃ投げてきてました。めっちゃ振り回してくるじゃん……。

そんなこんなで深水家もクリアしまして、玄関を出たと思ったらでかい白無垢がいてびっくり。

これ獣っぽいし狐絡みですよねえ……? 白い毛は尾なのかな、左右にあるから現在の裏世界雛子とも違うようですし。

なんだか三三九度を想起させますよねえ。作法としては全然違うとしても、回数を分けて杯をいくつも傾けているのがどうもそれっぽいです。

お狐様の宝物殿を探索し謎解きをしつつ手記を集めましたが(常喜家の事情は集めきりました)

まず苗字は常喜さんで、

若様ということは当主の息子でしょうし、英寿さんの結婚に際して関係を清算された女性の中に幸枝さんがいたと。そして以前拾った女中の手記には幸枝が身ごもっていた様子の記述がありましたし英寿と幸枝の子で寿幸なわけですね。
想像していたものにこうした手記で裏付けがとれるとワクワクします。

狐面の男あらため寿幸ですが、セーラー服の襟に胸飾りを着けてくれたり甲斐甲斐しいと言うか、どうも回想の幼いころを見た後だと「あら~立派になって~」という謎の目線になってしまいます。あと裏世界での儀式あれこれでたびたび雛子が隣の寿幸のやり方を見て慌てて礼をしたり指輪を交換したり、こういうのって作法を分からなくて焦るよねあるある~! となります。葬儀でのお焼香なんかもそうなりませんか。

一方で表世界の雛子。

裏でこんな光さす景色を見ていたのに

白無垢の霧のバケモノに両親を殺されて慟哭する姿があまりにも痛ましい、何もかも失くして暴走モードのような怒りに任せて武器を振るいます。

表世界でもストーリーが進むにつれて雛子が敵を倒すたびに「死ね!」みたいな殺意を増していく気がしたんですが、もはやこれは泣きながら怒り狂ってそうです。こういう時に彼女にシンクロするように無双して回れればいいんですが、いかんせん操作するのが私なのでそこそこダメージも食らいます。しまらないなあ。

深水雛子は白無垢のバケモノに敗れ、赤い花と肉に侵食された戎ヶ丘を狐雛子が進みます。クライマックスを感じますが、これがどう落着するのか……。裏世界から狐雛子が来ましたが結婚の儀式どころじゃなくなってる感じですし、雛子同士の話し合いもまったく起きずに片方が殺されてしまったので嫌な予感がしますね。

2人の雛子をどう呼べばいいのか、深水家の謎解きから狐雛子と刀雛子というのがかっこいいかなあと思ったり。