サイレントヒルf、1周目クリアです。
幻覚エンドじゃないか!! これどこから幻覚だったの? 20歳女性で花嫁衣裳ってことは結婚式の最中に暴れ出して成人男性2名ぶん殴って(これ修と寿幸……)逃走中ってことですよね。
夢オチとか幻覚オチって最後にこれが夢・幻覚だと分かるじゃないですか。じゃあどこからが夢や幻覚だったのかっていつも気になるんですが、実際の深水雛子が20代女性でおそらく常喜寿幸との結婚式当日だったんですよね……じゃあもうセーラー服着てた時点でがっつり幻覚で、自認が「思春期に芽生えてきた己のままならない女性性や周囲からの押し付けに悩む女子高校生」の成人女性ってことですか!?
ラスボス撃破後の逃走でみんなの声が聞こえてきたのってそういう……? 錯乱して暴れる雛子を止めようとしたり嘆いたりして……?
とりあえず前回記録したところからの続きなんですが、

「清水雛子」を消し去った白無垢のバケモノが駄菓子屋の前に立つ様子が序盤の名シーン「今日はもう閉店だよ」に似た構図で、随分遠くに来てしまって何でこんなことになっちゃったんだろうなあとしんみりしました。白無垢のバケモノが序盤に異変に飲まれた町で追いかけてきた霧のバケモノで、狐雛子の成れの果てなわけで……ここまでプレイしてきたらそこは理解できました。

ここに来て霧が晴れて明るくなってきているのが、迷いが晴れた意味合いとせっかく町が明るくなったのに嬉しくない苦みが合わさって綺麗な景色でした。
それから最後に実家に向かう道中で子供のころに遊んでいた例のセルロイド人形が出てきますが、人形は社殿のほうでたびたび狐を信じるな引き返せと警告していたと思うんですが、こっちでも引き留めると言うか脅すようなことを言うんですね。狐雛子を止める役なんでしょうか、と言うかバケモノ召喚して実力行使までしてくる……。

そう言われたとて今更どこにも引き返せんのだ! と立ちふさがる全てを薙ぎ倒して進みます。人形の度重なる警告が疑心暗鬼を掻き立てたり、この先に悲劇が待っていると分かっていても進むプレイヤーに重苦しさを与えてきますね。

嫁に行く娘を見送る両親……というしんみりと晴れがましい構図なんですが、バケモノの姿になった両親を「深水雛子」が倒して、その後に人間の姿に戻った両親を白無垢が殺していたんですよね。これは時系列どうなんだろう。あと会話の中でどんどん親の視線が上に向いていくので狐雛子が白無垢のバケモノの姿になっているのが伝わるという。

深々と頭を下げつつやっぱり俗世の穢れは断ち切り消し去っていく。これは深水家ステージラストのシーンと合流したみたいなことなんでしょうか。そもそも分岐していたとかそういうのも分からんのですが。あと表世界裏世界って呼んだりしていましたが霧に包まれた町と闇の社殿、2つの世界はどちらかが幻覚や偽であるとかではなく雛子という人間の中にある何かの象徴? そうなると霧の町も雛子の内側にあるものなので時系列云々はあまり関係なくなるのか……?
一方で駄菓子屋の前で白無垢に殺されたと思われた「清水雛子」は闇の社殿で目覚めまして、表裏が逆転……どっちの世界が主導権を持つとか優劣もないので表裏ではないんですが、狐雛子と入れ替わった形ですよね。

参道の景色も懐かしいですが絵馬がずいぶん少なくなって寂しくなりました。この社殿を奥へと進んで狐雛子の旅を追いかけるような道筋ですがどうなるんでしょうね、強制戦闘もあれば武器や回復アイテムもたくさん落ちていて助かります。

己を静かに鼓舞する言葉がかっこいいですね。



この流れで広い空間はいよいよラスボス戦だろうかと緊張感が走りましたが、お姉ちゃんがいました。

さっきのようにお姉ちゃんに助けを求めていた深水雛子じゃない……! 闘志は燃えているぞ!

えっ。
わかるかわからないかで言えばわからないことばっかりなんですよ!? でもここまで来たら行くしかないんですよ! 惑わせるようなことを言わないでいただきたい!



すみませんここちょっと笑ってしまいました、そりゃ痛み止めなんて漢方薬だろうとガバガバ飲んで体に良い訳ないんですが! 回復アイテムだからそういうものだと思って! もう雛子も見切り反撃できそうなエフェクト出ちゃってる!
バイオハザードのイーサンが消毒薬ぶっかけて回復することにツッコミを入れられた時の心境ですよこれ、そういうものだと思ってたんだもんという。システムだと思うじゃん! そこにからくりがあったのかよ!(それもよろしくない仕掛けである)
……なんだか飲んだくれの父親を彷彿とさせる絵になってますね。
お姉ちゃんを吹き飛ばし前方の祭壇に並ぶのは狐雛子が寿幸と捧げた婚礼の儀式の品々、それを破壊しつくす雛子! もう痛ましいの一語なんですが私としては「やってやれ! 慟哭をぶつけてやれ!」の気持ちです。

とうとう出てきました白無垢のバケモノ。霧の町の自宅からここまでどうやって来たんでしょう、途中の祠なんかからワープできたりするのかな。
何もかもを白無垢つまり狐雛子に奪われた雛子が仇敵であり自分自身と対峙しますが、向かい合う2人とカメラの間に柱があって、ぐるっとカメラが動く中で柱が画面を横切ると同時に背景が変わる演出、こういうのいいですよね!

ここも霧に包まれたような世界ですね。決戦のバトルフィールド。
白無垢は掴みも食らってしまいましたが、ひっかき攻撃がとにかく嫌でしたね。ゆったりと腕を大きく振る攻撃が続きますし、地味にリーチが長いような。獣の大腕ってそんなリーチなかったぞずるいたまに接近や回避でも回転するような踊るようなステップをするのがいやらしい。
ダウンさせて第二段階になってからのダメージゾーン発生は入り組んだ通路でもないので避けられますし(攻撃を避けた先で踏んだりはする)、第三段階の全体攻撃っぽいやばそうなものはとりあえず遠くまで走って逃げたら切り抜けられたと思います。流石に全画面攻撃なんてないと信じてました。


殺意がみなぎっていても、己の存在をかけた悲壮感があっても、やっぱりかっこいい啖呵を切りますね雛子は。「立て!」とかいにしえのスポ根鬼コーチみたいなことを言う。
アクションは最低難易度の「簡単」にしているんですが(これアプデで追加された難易度だとさっき知りました。物語重視の下なんですね)救急箱や包帯や葛湯や干菓子はもりもり使って何とかノーコンティニューでやれました。
白無垢は攻撃が大振りだし隙が多そうなのにあまり効果的な打撃を入れられなかったのが心残りです。見切り回避はできたものの見切り反撃は全然でした。
白無垢を倒したものの依然バケモノは湧いて出てくるし雛子ももう限界で、とにかくここから逃げようとふらつく足を叱咤して走ります。社殿が町になり家になり、見たことのある景色と見たことのあるバケモノと聞いたことのある声に苦しみながら歪んだ鉄パイプを振り回しながら走って走って――


カプセルが点々と落ちてるのが笑えないんですよ……!

ここの「私たち」は、以前深水家の自室で聞いたような「深水雛子」と「雛子」みたいな意味合いなんですかね。このあたりになると自分以外の全てに苛まれてひどい頭痛に襲われているようですし。

ここは寿幸の声だったんですが、最初は狐の眷属が花嫁の不出来や非礼に怒るのを宥めているように思ったんですが、


これは「錯乱する新婦、披露宴に参列した人々の恐慌を収めようとする新郎」だわ……と気付きました。「お前の心をわかってやれたと思っていたのに」にこれまでの儀式と全く異なる距離感の近さと対等さを感じたので、一気に人間の結婚式の想像ができたんですよね。そして大惨事感も増します。沈黙混じりの表現が既に負傷後っぽくて

咲子や凛子の声も聞こえてきて、修も語りかけてきます。間違っていたと言うのが何なのか、彼は女子2人と違って社殿で戦うシーンもなかったので抱えているものが恋心以外見えてこなかったんですよね。

おい「こんなに効くなんて」って言ったか?!
字幕に出ない部分も小さく発音されてるんですよね、「きくなんて」と。やはり赤いカプセルに何かあったと。確かに、カクラマカクラについてのメモで精神に作用するってありましたもんね。内なる自分との対話や神霊との交信となるとちょっとシャーマン的と言うか、ペヨーテを思い出しました。そりゃ乱用ダメゼッタイだし雛子には副作用がバキバキに出ちゃったんですかね。

でかいカプセルが溢れかえっている! 露骨に薬物中毒者感出してきてますね!?
前方の赤い筋がわずかに開いた出口、外界からの光なんですが蜘蛛の糸みたいに上から何かが垂れているようにも見えました。
さてようやく扉に辿り着いて開けるとそこには――

照らされる回転灯の赤、けたたましいサイレンの音。
ここまで赤に染まる景色ってヒガンバナ状の植物だったり肉っぽいグロテスクな光景だったり血煙のような靄だったりいろいろあったんですが、ここの赤はそれらと全然違ってサイレンの音と合わせて無機質で容赦がなくて冷や水を浴びせるように私まで現実に引っ張り出されるような感覚がありました。闇の社殿も戎ヶ丘も古い時代の世界っぽかったのが、なまじパトカー自体が映されないからサイレンだけが今の時代っぽく感じたんですよね。



ここは扉を出た時点で錯乱状態が落ち着いてきたからサイレンや回転灯の表現が入ってきたと言うよりは雛子がさらに頑なに自分の中の妄想に閉じこもるきっかけになる刺激だったんでしょうか。「私達」は白無垢(狐雛子)と自分? いつまでも戦っていたいと言うよりは必死に生きよう、逃げようとして足掻いている感じなんですかね。
わらべ歌のような悲しげな歌とスタッフロールを挟んでCパート。





闇の社殿と呼ばれていたあそこが常義神宮で、狐雛子が寿幸と捧げものをしたり深水雛子が姉と揉み合って薬を飲んだあそこが式場でしょうかね。
幻覚エンドかよ……! となったものの、2周目以降でいろいろ見えてくると思うと楽しみなわけでね! 修の薬とかお狐様のあれこれとかもっと知りたいわけです。
あと気になったのがいくつか、戎ヶ丘の町医者が記録していた異様な遺体だったり常喜家を襲った奇病だったり、戎ヶ丘で硫化水素やヒ素を含む水柱が噴きあがったことがあったり、今回のあれこれと関わりがあるのか無いのか怖そうなことが既に起きてるんですよね。自然災害的なものは直接関係あるか分かりませんが、異様な遺体はお稲荷さんの祠に失礼をした人らしいので狐絡みですよね。
それから寿幸の母である幸枝が常喜家から追い出された時点で双子を身ごもっていたっぽい手記がありましたが、じゃあその寿幸の片割れはどうなったんでしょう。双子が無事に産まれたのか、忌み子のような扱いがあったのか、片割れは今どこにいるのか。幸枝から寿幸にあてた手紙は寿幸宛てだから兄なり弟なりがいたとして言及しないかも知れませんが、双子だったことに触れられなさすぎて気になるんですよね。……流石に実は岩井家に養子に出されていたよみたいなのはないですよね……? 身内で完結しすぎて都合よすぎますよね……?
エンディング条件が出ているので、まずは赤いカプセルを封印して(すまない相棒)霊刀入手を目指します。これは攻略情報見てしまうかも知れない。
あと絵馬で強化MAXやお守りコンプリートも目指したいです。難易度は……アクションと謎解きを1つずつ上げて様子を見ましょうか。謎解きはやることがガラッと変わらなければ行けるかなと思うんですが、アクションはどうなるか、強化ステータス引継ぎとは言え中盤以降私のプレイスキルがついていけるのか。
選び得た未来を見るために頑張ろうね、雛子。