今日も今日とてサイレントヒルf。「狐その尾を濡らす」エンドクリアしました。アクション難易度を今回初めて「簡単」から「物語重視」に上げましたが、なんとなく難しくなった……? 私がヨロヨロしてるだけか……? という感じでクリア自体は普通にできました。一度普通にラスボス戦で死んだんですが(チェイスで白無垢に捕まる以外の死に方は初めてかも知れない)
やっぱりラスボス戦でいい感じのやりとりがあるとスクショを撮りたくなってアクションどころじゃなくなるの良くないですね!(七尾の狐の台詞スクショしながら召喚された雑魚にボコられ死)
狐その尾を濡らすエンド、これまでで一番雛子が自分の意志で悩んで決めた感があって好きです。狐の嫁入りも雛子が考えて決めたことではあるんですが、どうしても縁談周りのことは狐雛子担当の物語で、かつ最初から操作している雛子自身もプレイヤーも縁談のことは周回をする中で知っていく話になるので雛子がどの程度自分からそうしたいと思っていたのかが表れにくいと感じます。
まあ嫁入りした方が稲荷神の力が増して水龍の封印も安定し、深水家には結納金が入って金銭的な問題も解決するんですよね。個を犠牲に家や土地の平穏を守る感じで、尾を濡らすは反対に個の選択を重視した結果おそらく家は変わらず金銭問題があり土地は有毒ガスと熱水が噴き出してしまう破滅が待ち受けているという……でも神宮から2人で脱出した雛子と修のやりとりも爽やかでいいんですよねえ……「お前ネクタイ似合わないな」はやっぱり結婚式に参列する服装だからですかね? 雛子はやっぱり白無垢の和装だったんでしょうか。綿帽子もいいですし角隠しも華があって好きです。
UFOルートは中学校に行く前にエンディングだったので、雛子の友人たちの日記は3周目でコンプリートになりますがこのタイミングで尾を濡らすに行くのも気分的に盛り上がりましたね。どうしても狐雛子は見た目が普段の彼女から変わっていくので、制服を着て同じ高校に通っていた友人と言うより嫁入りによって(あるいは嫁ぎ先の仕来りに馴染んで)異質な存在になっていく印象が強くなってしまって……咲子も凛子も結婚を祝うつもりでいてくれたのでこう感じるのも申し訳ないんですが、どうしても私の中のイメージがゲーム内の見た目に左右されてしまうんですよね。
咲子の「裏切り者」発言の意味するところがちゃんと分かりましたし、凛子が新婦友人代表スピーチのような原稿を用意していたり雛子と喧嘩する気でいてくれたり、2人とも「この子ヤバいな」の部分を漂白せずに大切な友人としての面がたくさん見れて嬉しかったですね。凛子は3周目で修への愛情が猟奇的に暴走してる気配がありましたが、なんかそういう空想に浸っていると言うか概念的な「ひとつになりたい♡」ですよね? そうだと言ってくれ。物理的に脳みそからひとつになっちゃったら「あなたとわたし」の境がなくなって名前を呼ぶこともできなくなるから良くないですよ。ただそういう夢想に浸ること自体はね、いいと思うんで……またイラストだったり小説みたいな創作にしてみたらどうかな、それがいいと思うよ。
修は日記的な資料は服薬実験のみで、雛子の飲んだ赤いカプセルのこと、霧の町の雛子と闇の社殿の雛子が何故それぞれ存在するのかが分かるくらいですが、深水家での回想イベントで雛子との会話が見れるのでかけがえのない友人だったのが分かりますし。

3周目は中学校に向かう道中や校内のラジオで寿幸の言葉が聞けるのも沁みましたね。これは前の周で見たエンディングによってではなくて周回数で発生するんでしょうか。しみじみ感慨にふける彼の心情を聞けるのは嬉しいものです、やっぱり闇の社殿では常喜寿幸と言う個人より雛子を導くナビゲーターのようであまり人間味を感じなかったんですよね。
そういえば中学校で「お狐様のいけにえ」という遊びについての噂を入手しましたが、2周目以降に入れる教室に思いきりそのやり方で名前を書かれていて咲子からは「あれは危険な遊びだから誘われても絶対に応じちゃダメ」と手紙がありました。

雛子視点にしては寿幸どころか幸枝の名前まであるのが不思議で、誰と誰がこの遊びをしたのかなと思ってたんですが(寿幸は幼いころに引っ越したので中学校の教室で遊びに交じるわけがないですし)

この教室での「お狐様のいけにえ」では寿幸がお狐様のお告げを授かったということなんですね。ご先祖様ということは藤鳥ではなく常喜の家に行ってから? このあたりは実際に戎ヶ丘中学校に通っていたか否か、この教室でお狐さまのいけにえをしたか否かは関係なく、遊びの形に沿って雛子の周囲の人を書き連ねたという感じなのかなあ。
お狐様は寿幸にお告げを授けて雛子を嫁に迎えるよう糸を引いたと解釈していますが、気まぐれかどうかは……どうなんでしょうね。
あと並ぶ名前が8人というのに意味はあるんでしょうか、常喜の当主覚書に水龍への生贄の話がありましたが、あれって8年に1人でしたっけ? こういう時にスクショを撮ったのかどうか、撮ったとしてフォルダのどこにあるのか分からなくなっているのが悩ましく不便です。
どうも作中のいろんな物事に意味やつながりを見出したくなって仕方ないんですが、偶然だったりこじつけだったり、逆にその通りだったりもするのかなと思うとこれはこれで楽しくもあり疑心暗鬼でもあります。

絵馬の取りこぼしがある気がしてなりませんでしたが大丈夫だったようです。
こうなると奉納用のアイテムも要らなくなるんですが、つい手癖で「おっ古い櫛みっけ」「やった干からびた油揚げじゃん」と拾ってしまいます。功徳は溢れるとしても、お供えものがあるならお供えしておきたいと言うか……これからボコるつもりのお狐様だけど礼儀と言うかそういう感じの……。
千鶴屋に向けて白無垢を追いかけるパートは飛ばしたかったんですが道中で3回追いつく実績を解除していなかったなと思いだしたので今回は飛ばさずにやりました。ゆけいパーフェクト雛子(プレイヤースキルを除く)

1周目に通って以来なのであまり覚えていなかったんですが、敵をぽこじゃか産むやつが途中の何か所かに配置されていた気がするんですよね。
白無垢に追いつくのも多分タイムアタックみたいな感じなのかなと道中の雑魚をひたすら無視してダッシュしては白無垢の後ろ姿を見つけては頭痛に襲われるのを3回繰り返し実績解除となりました。――あれ? あの敵いなかったな?……視界に入っていたのを認識してなかっただけか? 倒さなくても進めるんでしたっけ??
手早く敵を処理して追いつくのが正解だったのかも知れませんが、何かできてしまったので良しとします。
このルートだと白無垢と七尾の狐の連戦なんですね、白無垢は前座なので一度ダウンさせればイベントムービーに切り替わってだいぶ楽ですが。


こういうキャラと敵対するとテンション上がるなと改めて感じました。そうだ見せてくれお前の感情を見せてくれウッヒョーーーー!! 修も駆けつけて得意のバットをお見舞いしてくれましたね。なんか度々意識の外からバットで殴り掛かられて気の毒ではありますが、謎のお狐仮面様という感じだった存在がダメージを受けて地に臥しているというのが、「かっこつけ切れなくてかわいそう」となりつつも「良かったこの人多分人間だわ現実側の存在だわ」という安心感もあるんですよ。バットで殴れるなら倒せるしもう少し人間寄りの対話もできる


やったー! でっかい人外だー! やるぞー!
七尾の狐、サイズ感といい赤く染まって固まってしまった毛並みといい荒ぶる神的な属性でいいですね。会話の内容的に寿幸と狐がほとんど同化している感じですが、やっぱり公園で寿幸と狐の両方を助けたからこうなったのか。
戎ヶ丘の稲荷神は昔から気に入った娘を攫って娶ってきたのを、雛子のために人間のやり方に合わせようとしたっていうのが涙ぐましいと言うか、狐も寿幸もとんでもない努力家ですね。そんな彼らの努力を袖にしないといけないのは心が痛みますが、それが彼らの選択であり雛子の選択なのでこうなってしまってはどちらかが倒れるまでやり合うしかないわけですね。
殺し愛とか殴り愛によって心を交わすシチュが大好きなので大変心が躍ります。凛子戦もテンション上がりましたしね。




七尾さんもいっぱい喋ってくれるのでテンション上がってる感じしますね。
あの日君に恋をして君を幸せにすると誓ったというのは寿幸の手記にもありましたが、私は君たちの慣わしに従ってきたとなると狐の方が強く出ているんでしょうか。途中途中で形態変化して狐面の男になっている時は寿幸が前に出ている感じですが、やっぱりお互いが人間側に歩み寄り狐側に近づいて混じり合ってる感はあります。
私は子供のころから人外にさらわれたり求婚されたりの物語がヘキなので、このラスボス戦は大変わくわくしました。もっとしゃべって♡(スクショボタン連打)

せっかくだから霊刀で行きたいよね! こういうボス戦ならではの開けた場所なら外れた攻撃が壁にぶつかって弾かれるみたいなこともありませんし(戎ヶ丘の入り組んだ路地や社殿の狭い通路でやりがち)戎ヶ丘に伝わる信仰の変遷やら落人の伝承も絡んでロマンがあります。
七尾の攻撃は序盤の遠距離から2回跳んでこちらに飛び掛かってくるのは見切り回避から反撃ねじこみがしやすかったんですが、距離を詰めているとたまに前足で狐パンチを食らってました。ああいうモーションが小さいとか出るのが速い攻撃は反応が遅れますね。

七尾が姿を隠して人間の姿になるターン、ここは寿幸の割合が高めの台詞なのかなと思いつつスクショが止まりませんでしたね。雑魚敵がいっぱい召喚されるので包丁でもぐら叩きのようにつつきました。最初は見切り反撃を考えたんですが、黒くモヤモヤした姿では分かりづらいので普通に強攻撃で刺し耐久度が落ちてきたら回復、そのうち雑魚を倒しきって七尾に戻るので霊刀に持ち替えの繰り返しでしたが、召喚される雑魚敵も2回3回と繰り返すうちに強くなるのが嫌でしたねえ……3回目でスクショ撮ってるうちにボコられ回復が間に合わず死にました。やっぱりいい話してる最中の攻撃は良くないですよ、ねえ。
七尾の攻撃パターンも1回目の人型ターンから復帰すると真っすぐ飛び込んでくる攻撃のかわりに画面外から飛び降りてきたりダメージゾーンっぽい攻撃だったり、具体的にどのタイミングで何を仕掛けてるのか分かりにくい気がしました。私がボンヤリしてるせいですかね。九十九神は対応できるかはさておきどんな攻撃か分かりやすくはあったんですが。



このラスボス戦は七尾や寿幸の言葉だけでなく雛子からのアンサーもあってやりとりがすごく良かったです。ここまでのプレイで雛子が何を考えているのか、どうしたいのかが形を帯びて見えてきていたくらいだと思うんですが、ここではっきり迷いを振り切って自分の意志を伝えてるんですよね。こういう思いや意地のぶつかり合いはボス戦の醍醐味だと思うのです。


リスペクトを示しつつも毅然としてその意には従わないっていうのが凛々しくてかっこいい。(そしてこのあたりで雑魚に距離を詰められて回復が間に合わず死んだのでスクショがごちゃついていた)
たとえ辛かろうと自分の翼で羽ばたきたい、その喜びも苦しみも自分のもの……という、自己決定や自由意志の話ですが、自分で選んで決めるって大事だと思いますよ。選ぶことも多大なストレスになることだってありますが、誰かに手伝ってもらってでも自分で選んで決めるというのが、納得や満足につながるんじゃないでしょうか。何を選んでも「あの時選ばなかった方を選んでいたら、もしかしたら今頃もっと良い状態だったかもしれない」みたいな後悔は必ず起きるので、だったら自分で決めるのが良いですよ。自分で選び取った結果、どうしようもない激しい後悔や不運に見舞われることもあるんでしょうけども。
七尾戦は最後まで狐の「最後まで私に付き合ってくれてありがとう」もいいですし、雛子も「あなたの求愛を生涯忘れません」と答えて気持ちのこもった対話たっぷりで満足感がすごい。
ストーリー内で七尾と直接やりとりはなかったとしても闇の社殿で寿幸(というより狐面の男か)と過ごしてきましたし、あちらの作法混じりの儀式もしたり絡みはあったわけで雛子としてもリアクションや問いかけもしやすいんでしょうね。九十九神はそのあたりどうしても千年杉と古い道具が信仰を集めた存在に修が取り込まれた形なので神様ポジションと雛子の因縁が薄く、囚われた修とのやりとりをするしかないのがボリューム的に物足りない部分でした。

この後始末って何だったんでしょうね、社殿が崩れていくのを持ちこたえさせたとかでしょうか(水龍をどうにかするのを求めたら酷とは分かっているんですがそんな急にダメになるものなのか、ここで力を使い切ってしまったのか)





ちょっ、こんな、いいんですかこんな御馳走いただいちゃって!!!????
私がほんのり夢想しつつ日記の文面からして諦めていた「幼いころの寿幸が雛子と修と一緒に遊んでたら嬉しいな」がこんな、宇宙戦争ごっこで叶ったんですか?! しかもイカした台詞回しで!
テンションの上がる、ヘキに刺さる、心揺さぶられるシーンが続くラスボス戦でしたがここが私のクライマックスだったかも知れません。嫁入りルートでは寿幸から「雛子を愛するもの同士良い友人になれるのではないか」でしたが、こちらの戦友はすごく私好みです。3人で遊んだんだ……良かったなあ……幼い寿幸少年はたくさん我慢もして寂しい思いもしただろうけど楽しい思い出もあったんだなあ……。


「やってみたい」「してみたい」の表現からまだやっていないのだと解釈したんですが、友達と遊ぶ時間が皆無だったわけじゃないのでわずかな時間の中で一緒に遊んだのでしょうか。
小学校の帰りに千鶴屋でソースせんべい食べたりもしたのかな、梅ジャムとか粉ジュースとかモロッコヨーグルとか食べたのかな、食べててほしい食べててくれ。
「狐その尾を濡らす」は血を流したのか涙を流したのか、地下を流れる毒の水に触れたのか……くらいしか想像できなかったんですが、これはそのままことわざがあったんですね! 勉強になりました。物事のはじめは容易くても終わりは難しいことの喩えということで。なるほどなあ。

タイトル画面もやや侵食されつつもこれまでで一番穏やかな空気になってこれは嬉しい(つくづく1周目の肉肉した町並みが怖かった)
次はトゥルーエンドを目指します。謎解き難易度は全部やったしアクションも難関以上はできる気がしないので簡単・物語重視で。残るトロフィーはアクション難易度2種、トゥルーエンド到達、トゥルールートのラスボス撃破タイム、凛子戦の傀儡回避、参道で攻撃を受けずに鍵を開ける、九十九神戦で矢を回避……の7つなんですが、どうでしょうねこれ。九十九神の矢はパターン次第な気もしますが難しかったですし、参道の敵も周りが暗くてモーションを見づらいのが苦手なんですよね。うっすら頑張る程度でやります。